2013年03月09日
伊藤直樹さんワークショップ レポート

だいっっっぶ時間が経ってしまいましたが、
2月2日、クリエイティブ・ラボPARTYのCCO(チーフ クリエイティブ オフィサー)
伊藤直樹さんのワークショップを行いましたので さくっとレポート!
伊藤直樹さんといえば 、グリコアーモンドピークのCMで
P社クリエイティブディレクター 妻夫木聡さんのモデルとなった方。
松嶋菜々子さんに「web使うしか脳がない」と言われちゃう、その方です(笑)
CMで妻夫木さんがカクテルパーティーしてたり
打ち合わせがやたら楽しそうに描かれてたり
CMのクリエイティブディレクター佐々木宏さんには
伊藤さんがこう見えてるんですかね〜
なんてマニアックな視点で笑えます(笑)

本物の伊藤さんはこちら。
というわけで。
カンヌ国際広告祭で日本人受賞最多記録をもっていたり
アメリカの東日本大震災復興プロジェクト TOMODACHI作戦のロゴを制作していたり
世界中で広告賞を受賞していたり 拠点が東京とNYだったり
日本で一番熱い広告クリエイターだと言っても過言ではない伊藤さんですが。
なにがすごいかって。
とんでもなく いい方。
実ほど頭を垂れるとはこのことか−!!!!
誰とでも分け隔てなく偉ぶることなく接してくれる態度に
ocyメンバー全員メロメロ(特に男子が)
そして
とんでもなく 誰よりも場を楽しむ方。
ワークショップでも飲み会でも移動中でも、
つねに面白いものを探すアンテナを張り巡らせている感じ。
そしてそして
とんでもなく素晴らしいディレクション力の持ち主。
どんなにつまらなそうなアイデアも 決して否定せず
いいところを見つけて延ばして引き出して
200%ぐらい良い方へ導いてくれる。
それも答えを教えるのではなく、うまく誘導してくれる。
そうしてできあがった制作物についても必ず一つ
他のチームより優れている点を見つけ出して褒めてくれる。
他人の作品は否定しがちだが、
そうではなく いいところを見つめることで
自分の仕事にもフィードバックできる。
そんなことを伊藤さんは著書に書かれていましたが
本当にその通りだと 伊藤さん自身の言葉、行動からガンガン感じられた一日でした。
★ ★ ★

ゆーた副会長と。
ワークショップは3〜4人づつの7チームに分かれて
「沖縄のよさを体験できる装置」をつくるというもの。
しかも「物、紙、スマホ」この3つを必ず使うのが条件。
さすが web野郎(by松嶋菜々子)伊藤さん!
さすが体験を伴うコミュニケーションデザインを得意とする伊藤さん!
テーマ発表の時点で いろいろ学べそうな予感満点です。
まずは各チームインサイトを考えて
インサイトが伊藤さんから合格が出れば実習室に戻り
実制作に入り時間内に展示までする、という流れ。

インサイトって何???
というのは伊藤さんの著書「「伝わる」のルール」を読んでいただくとして(笑)
インサイトをつかむので苦戦するチームもあれば
さくっと合格して実習室に戻るチームもあってスリル満点!
広告は普段から締め切りに追われる仕事ですが、
数時間という超短時間の中でインサイトからコンセプト、
アウトプットまで作り上げるのはほとんどのメンバーが初めて。
各チーム楽しんだり焦ったり。

プレゼン中の仲本ヘロユキ
そもそも違う代理店のメンバー同士
作品づくりすること自体ありえない。(普段は競合w)
とても新鮮な体験でした。
そしてメンバーによる投票と伊藤直樹賞1位〜3位が同じ!
という結果になりました。
いや〜ワークショップって、人生ですね。
★1位

○チーム:KIFS
★2位

○チーム:とうふちゃん
★3位

○チーム:創めまして自由な子

○チーム:具志堅バンド

○チーム:Think Chicken

○チーム:いけてる?タマキンズ

○チーム:ドランカーズ
インサイトの発見からコンセプトづくり、アウトプットまでを
約6時間でやりきった今回のワークショップ。
わたくし幸喜が感じたのは
インサイトだけ良くても、コンセプトだけ良くても、
アウトプットだけ良くても、だめなんだということ。
すべてがバランスよく上級点を抑えてこそ
人の目にとまり、人を巻き込める広告になるんですね。
そして、それを超ウルトラハイレベルで
全て押さえてるその人こそ、伊藤さん、なのですねぇ。
あらためて、伊藤さんの代表作のひとつ。
伊藤さん、貴重な時間をありがとうございました!!
ワークショップ翌日から「もういっかい開催してくれ!」の声が多数寄せられ
ocy一同、すっかり伊藤さんのファンになったのでした。
次はワークショップではなく、ワークをしましょう!!!
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伊藤直樹さんプロフィール
Creative Director, CCO
クリエイティブディレクター。静岡県生まれ。ADK、GT、ワイデン+ケネディトウキョウ代表を経て、
2011年クリエイティブラボ「PARTY」を設立。チーフ クリエイティブ オフィサー(CCO)を務める。
これまでにナイキ、グーグル、ソニーなど企業のクリエイティブディレクションを手がける。
「経験の記憶」をよりどころにした「身体性」や「体験」を伴うコミュニケーションのデザインは大きな話題を呼び、
国際的にも高い評価を得ている。これまでに国内外の150以上に及ぶデザイン賞・広告賞を受賞。
カンヌ国際広告祭においては日本人受賞記録最多となる5つの金賞を含む14のライオン(賞)を獲得。
相模ゴム工業「LOVE DISTANCE」では日本人として13年ぶりとなるフィルム部門での金賞を獲得。
D&AD,NYADC,カンヌなど国内外の10以上のデザイン賞・広告賞で審査員を歴任。
東京インタラクティブアドアワード(TIAA)2011,2012年審査員長。ストックホルム、ロンドン、
メキシコシティ、台北など海外での講演も多数。
経産省「クールジャパン」(2011)クリエイティブディレクター。
「クールジャパン官民有識者会議」メンバー(2011,2012)。京都造形芸術大学教授。
Posted by ocy(ブログ担当) at 00:52│Comments(0)
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